バイク免許の最高峰「大型二輪免許」が欲しい! 免許の取り方やかかる時間・費用まとめ

乗りもの

みなさま、こんにちは!

タングステンです。

 

今回はバイク免許の最高峰、「大型自動二輪車免許」について、取得方法やかかるお金・時間などをまとめてみました。

 

大型二輪免許に興味がある方、特に現在社会人として仕事をしている方で大型二輪免許の取得を検討している方に向けて書かせていただいています。

 

筆者自身、社会人2年目・24歳の夏に仕事をしながら大型二輪免許を取っています。

 

そんな筆者が免許を取得したときの経験も書いています。

 

大型二輪免許が欲しいと思っているそこのアナタはこのまま読み進めましょう!



 

大型二輪免許ってどんな免許?

大型二輪免許。正式名称「大型自動二輪車免許」は排気量が400ccを超えるバイクに乗るために必要な免許です。満18歳以上であれば大型二輪免許を取得できます。

 

この免許を有していれば、市販で売られているほぼすべてのバイクに乗ることができます

 

具体的な話をすると、大型二輪免許があればCBR1000RR、YZF-R1などの1000ccオーバーのリッターSSやXSR700、GSX-S750などのミドルクラスネイキッドに乗ることができます。

 

国産バイクだけではなく、海外製の400ccオーバーバイクだって乗れちゃいます。KTMの790 DUKEやTRIUMPHのSTREET TRIPLE RSなどのユニークなバイクに乗りたいなら大型二輪免許は必須です。

 

あとは、400ccを超えるスクーター、いわゆるビッグスクーターに乗る場合にも大型二輪免許が必要です。

 

兎にも角にも、400ccオーバーのバイクに乗りたい方は大型二輪免許をゲットしなければなりません

 

免許を取得する方法①:高難易度の「一発試験」

大型二輪免許を取得する方法は2つあります。

 

1つ目は各都道府県に設置されている運転免許試験場で試験を受ける「一発試験」です。

 

一発試験は出費を抑えて免許取得に挑戦できるため、免許取得にかけるお金を少しでも減らしたいという方に向いているかもしれません。

 

ただ、「自身の運転技術に自信がある」「一発試験のためにかねてより練習を積んできた」という方以外に一発試験はオススメできません。

 

というのも、この一発試験って結構難易度が高いらしいんですよ。

 

試験の名前こそ「一発試験」ですが、その試験を”一発“で合格できる人はそこまで多くありません。何度か一発試験を受けて合格したという方が多く見受けられます。

 

一発試験は試験を1回ごとに料金がかかってくるので、複数回試験を受ければその回数分の受検料金が必要となります。

 

文字通り”一発”で合格するのは難しいにしても、3回くらい受験して合格できるならかかるコストを抑えて免許を取れるでしょう。

 

逆に数回受けても合格できず、10回、15回、はたまたそれ以上の回数の一発試験を受けることになってしまえば、お金も時間も余計にかかってしまいます。

 

誰か「えぇ… そんなこと言われたら一発試験で免許取るなんて無理じゃん…」

 

そんなアナタにお伝えしたいのがもう1つの方法。

 

それが「教習所」です!

 

免許を取得する方法②:確実で着実な「教習所」

大型二輪免許取得方法、その2は「教習所」です。

 

これはみなさんご存知の免許取得方法だと思います。

 

各地にある教習所、正確には道路交通法第九十九条によって公安委員会の指定を受けた「指定自動車教習所」で決められた教習をクリアし、卒業検定に合格して免許を取得する方法ですね。

 

バイクに限らず、車の免許を取るために教習所に通ったという方も多いでしょう。

 

教習所に通って免許取得を目指す方法は一発試験に比べてお金がかかります。地域よって変わりますが、教習所の料金は決して安くないです。入学金、教習料金、検定料金など、さまざまな料金を支払うことになります。

 

お金だけではなく、時間もそれなりにかかります。

 

教習所で免許取得を目指す場合、決められた教習を順番に受けなければなりません。教習は1回あたり50分、それを何十回と受ける必要があります。

 

その上、事前に教習を受ける時間の予約を取らなければならない場合が多いです。教習を受けたいと思っている時間の予約枠が埋まっていると、その時間に予約が取れないので思うように教習を進められないこともあります。

 

お金も時間も結構かかる教習所。

 

誰か「教習所ってコスパ悪くない? これだったら難しくても一発試験を受けた方が良くない?」

 

こう思った方もいるでしょう。

 

その意見は一理ありますね。

 

お金や時間といったコストを可能な限り削減して免許が取れるという点に注目すれば一発試験の方が免許取得の方法として魅力的だと思います。

 

それに、大型二輪免許が欲しいと考える人の多くはすでに普通二輪免許を持っている人です。大型二輪と普通二輪は排気量こそ違いますが、その操作方法は同じです。

 

これまで乗ってきた乗り物と操作方法の変わらない乗り物の免許を取るために、高いお金と長い時間を払ってまで教習所に通うなんてアホらしいと思うかもしれません。

 

それでも、筆者は免許取得のために教習所に通うことを強くオススメします!

 

先日筆者も大型二輪免許を取得しましたが、免許取得のために教習所に通いました。

 

その理由は単純。筆者自身、そこまで運転技術に自信がなく、一発試験に合格できるビジョンがまったく見えなかったからです。

 

筆者のようにバイクの操作に自信がない人でも、教習所の決められた教習を受けながら着実に運転技術を磨いていけば大型二輪免許を取得することができます。

 

極端な話、所定の教習と卒業検定をクリアしてしまえば大型二輪免許をゲットできてしまうんです。

 

難易度が高く、合格できる可能性がそこまで高くない一発試験で免許取得を狙うより、免許取得に向けて教習を受ける方が現実的で取り組みやすいと思いませんか?

 

それに改めて教習所でバイクの操作について学ぶことで、普段の運転を見直したり、道路交通のルールを再確認したりすることができます。筆者も大型二輪教習を受けたことで、免許取得以外にもいろいろなものを得ることができました。

 

教習所に通うのに少なくないお金と短くない時間がかかってしまうことは事実です。

 

でも少し考え方を変えてみてください。そのお金と時間はこれからのバイクライフをより安全で楽しいものにするための投資と捉えることもできませんか?

 

バイクという常に危険と隣り合わせな乗り物、そのなかでも特に繊細な操作が要求される大型バイクに乗るんです。

 

少しコストがかかりますが、教習所でキチンと学んでおいた方が今後のためになると思いませんか?

 

とはいえ、現実問題として教習所で大型二輪免許を取るためにはお金も時間もかかります。

 

ここからは教習所で大型二輪免許を取得するのにかかる費用や時間についてまとめていきましょう。



 

費用は? 免許取得までにかかるお金

大型二輪免許を取るため教習所に通う場合、どのくらいの費用がかかるのでしょう?

 

教習所は全国各地に点在していますが、その料金は一律ではありません

 

道交法で公安委員会の指定を受けた教習所であっても、教習料金は教習所ごとに、さらには地域ごとに異なっているのです。

 

少し大げさかもしれませんが、都心の教習所と地方の教習所では料金が10万円違うなんてこともあるのです。

 

試しに東京都内の教習所と地方の教習所の料金を比較してみてください。ホントに目を疑いますよ…

 

また、すでに何かしらの運転免許を持っている場合、教習料金が安くなることが多いです。

 

こういった事情があるため、具体的な教習料金を示すことはできません。それなので、ここでは筆者自身の経験をもとに目安の料金を示してみようと思います

 

まず前提として、筆者が通っていた教習所は田舎とまでは言いませんが、決して都会ではない場所。周囲にそこそこの商業施設がいくつかあり、それなりの規模の住宅地が複数あるようなベッドタウンに位置している教習所です。

 

そして、筆者は教習に通おうと思った時点で普通自動二輪準中型自動車(AT限定・5t限定)の免許を所持していました。所持免許の有無、特に普通二輪免許を持っているかどうかは大型二輪免許の教習料金に大きく影響します。

 

前提条件をまとめましょう。

 

・都会ではなくベッドタウンに位置する教習所に通っていた
・教習開始時、普通自動二輪と準中型自動車(AT限定・5t限定)の免許を所持していた

 

この前提条件のもとで筆者は大型二輪教習を受けました。

 

で、気になるのは実際にかかった費用ですよね。

 

教習所で支払った各種料金(教習料金、検定料金etc.)や免許交付手続に必要な費用をざっくり合計すると…

 

82,480円!(税込)

 

費用の内訳もざっくり示しておきましょう。

 

入校時に払った教習料金:74,800円
教習中に払った各種料金:5,930円
免許交付時の必要手数料:1,750円

 

さて、みなさんはこの82,480円という金額をみてどう思いますか?

 

結構高い? それとも意外と安いでしょうか?

 

筆者はこの金額を安いと考えています。

 

正確には「全国各地の教習所の料金と比較して相対的に安い」ですね。

 

先にも述べている通り、教習所でかかる費用はそれぞれの教習所で異なってきます。筆者が通っていた教習所の教習料金は筆者が思うにかなり良心的な価格でした。

 

もちろん、筆者が通っていた教習所よりも安価で教習を受けられるところもあります。逆に教習料金だけで10万円以上かかるような教習所もあります。

 

ただ、これはあくまでも何かしら所持免許がある場合の教習料金です。

 

運転免許を何も持っていない方が大型二輪免許の取得に挑戦するとなると話は別です。

 

所持免許の有無が教習料金に影響するというのは少し前にも書きましたね。その影響とは何か。

 

それは学科教習の有無です。

 

二輪・四輪問わず、何かしらの運転免許を取得している人は教習所の学科教習のほとんどを免除されます。運転免許を有している人の教習料金が安くなるのは、本来なら受けなければならない学科教習を免除されるからなのです。

 

端的に言うなら、教習時間が削れた分だけ教習料金も削れたという感じですね。

 

また、教習所によっては普通二輪免許を持っていないと大型二輪教習に挑戦することができないところもあります。大型二輪教習を受けるために普通二輪教習を受けるとなると、当然普通二輪教習の教習料金も支払うことになります。

 

結局のところ、大型二輪免許が欲しいと思っているアナタの状況によって免許取得にかかる費用は変わります。

 

出費を抑えて免許を取得したいと考える方は、アナタが行きやすい教習所のホームページで教習料金を調べてみてください。そして、その調べた料金を別の教習所の教習料金と比較してみましょう。

 

アナタの生活圏内にある教習所の料金を比較して教習料金の相場を知りましょう!

 

働きながらの教習ってどうなの? 意外とすぐに免許取得できるかも?

さて、お次は教習にかかる時間です。

 

ここでは「働きながらの大型二輪教習」にかかる時間を筆者の実体験をもとにして示してみましょう。

 

ところで、みなさんは大型二輪教習をはじめたとして、可能な限り早く教習を終えて免許を取得したいと思いますか?

 

「もちろん、取れるのであれば最短の時間で免許が欲しい!」と思う方は多いでしょう。筆者自身、大型二輪教習を受けていたときは少しでも短期間で教習をクリアしてスピーディーに免許を取得しようとしていました。

 

そんなちょっぴりせっかちで急ぎ足なアナタ。

 

そんなアナタなら2ヶ月ほどで大型二輪免許を取得できます!

 

えっ? 仕事が忙しくてなかなかまとまった時間が取れない?

 

それなら合間の時間や休日をフル活用しましょう。それらの時間の多くを大型二輪教習に充てれば自分が思っているよりも早く免許が取れますよ。

 

とはいえ、合間の時間を捻出して教習所に通うのはなかなか骨が折れるんですよね。

 

筆者自身、大型二輪教習を受けていた期間は仕事と教習の両方をこなすために少しハードなスケジュールを組んでいました。

 

それこそスキマ時間や休日は可能な限り教習を受けていました。退勤後に教習を受けた日もありました。

 

あと、これは筆者個人の話になりますが、筆者は休日出勤や夜勤、当直業務があるような仕事をやっています。2週間休みなしで働いた翌週に3日休みがあったり、当直者として夜が明けるまでずっと職場で待機した翌日が当直明け休みになったり。筆者自身サラリーマンなのですが、いわゆる”普通のサラリーマン”とは少し異なる勤務時間のなかで働いています。

 

筆者はこの少し違うという点を利用して教習を進めました。

 

具体的には、休日出勤の代わりにもらえた平日休みや当直明けの休みを使って教習所に通っていました。

 

午前のみ勤務で午後半休になる日もあるので、そういう日は午後から教習を受けていました。

 

朝から夕方まで仕事をした後に教習を受ける日もしばしばありましたね。教習所が自身の生活圏内にあれば、「仕事終わりで1時間教習!」なんてこともできちゃうんですよ。

 

まあこれはあくまでも筆者個人の話です。誰も彼もに当てはまる時間の捻出方法ではありません。

 

アナタにはアナタに合った時間の作り方があるはずです。

 

その方法さえわかってしまえば、教習に通うのはカンタンです!

 

「大型二輪に乗りたい!」

「大型二輪免許が欲しい!」

 

この想いに従って少しずつコツコツと教習に励めば、2ヶ月は難しいかもしれませんが半年くらいで免許取得までいけると思います。

 

一番大切なのはコンスタントに教習を受けることです!

 

大型二輪に乗りたいアナタ! 興味があるなら挑戦しよう!

今回は大型二輪免許を取得したいと考えている方に向けて、免許取得の方法かかる費用・時間などを書かせていただきました。

 

本記事で書かせていただいたことをざっくりまとめてみました。

 

・400ccを超えるバイクに乗るには「大型自動二輪車免許」が必要
・大型二輪免許を取るなら教習所に通うのがオススメ!
・教習費用は地域によって異なるので要チェック!
・計画的に教習進めるためのスケジューリングが免許取得のカギ

 

筆者個人の経験も織り交ぜて書いたので、必ずしもみなさんに当てはまる内容ではないと思いますが、少しは参考になったでしょうか?

 

ちなみに、本ブログには筆者が大型二輪免許取得までの日々を綴った「大型二輪教習レポート」という連載記事があります。

 

この連載記事では社会人2年目、24歳の筆者(記事執筆時)が大型二輪免許の取得を目指して教習を受ける日々のことを書いています。実際に仕事をしながら大型二輪免許を取得した筆者の経験をざっくばらんに書いているので、参考になるかはわかりませんが是非お読みください。

 

 

アナタも大型二輪免許を取って、より豊かなバイクライフを送ってみませんか?

 



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