バイク免許が気になっている方必読! 免許取得前に知りたい5つ+αのこと

乗りもの

みなさん、こんにちは!

通勤のためにバイクの免許を取った結果、バイクにドハマりしたタングステンです。

 

この記事を開いてくださった方は多かれ少なかれバイクの免許に興味を持っている人ですよね?

 

きっとお家の近くにある教習所のホームページに目を通したり、バイクの免許について書かれているサイトを巡ったりしたのでしょう。あれやこれやと読み漁るなかでこの記事にたどり着いたというところでしょうか?

 

この記事ではそんなあなたにバイク免許の種類から取得できる年齢免許取得の方法免許取得にかかるお金・期間を紹介します。

 

また、本記事にたどり着いた方のなかには通勤・通学のために125ccスクーターを使いたいと考えている方もいるでしょう。

 

そんな方に向けて記事の後半では125ccスクーターに乗るための免許についても書いています。125ccスクーターが気になっているという方は、是非とも最後までお読みください。



 

高校生でもバイクに乗れる!

早速ですが、みなさんはバイクの免許が取得できるようになる年齢を知っていますか?

 

「車の免許は18歳から」ですよね。これを知っている方は多いでしょう。

 

じゃあバイクは?

 

答えを言いますと、バイクの免許は16歳から取得することができます。

 

高校1年生になったらバイクの免許が取れると言えばイメージしやすいでしょうか?

 

ただ、高等学校では在籍する生徒の免許取得を校則で禁止している場合が多いため、現実に取得可能かと言うと必ずしもそうではないかもしれません。筆者が通っていた高校はバイクに限らず運転免許を取ることが禁止されていましたからね。

 

それでも、法律上は高校生であっても16歳以上であればバイクの免許を取得することは可能です

 

バイクの免許は7種類

じゃあ、16歳になったらどんなバイクでも乗れるの?

 

それは違うんです。

 

バイクと一口に言ってもその種類はさまざまです。排気量やトランスミッションが異なるのはもちろん、スタイルやエンジンの種類など言い出したらキリがありません。

 

こうしたバイクの差異のなかでも排気量の大きさトランスミッションの違いはバイクの免許に大きくかかわっています。

 

と言うのも、バイクの免許は排気量の大きさとトランスミッションの違いによって7種類に分類されているのです。

 

排気量についてここで詳しく説明はしませんが、多くの場合は「cc」という単位で表されています。この排気量はバイクによって本当にさまざまです。

 

バイクの免許では排気量の大きさに応じて免許の種類を以下のように分類しています。

 

~50cc:原動機付自転車免許

~125cc:小型自動二輪車免許

~400cc:普通自動二輪車免許

400cc超:大型自動二輪車免許

 

トランスミッションの説明もここでは割愛しますが、簡単に言えばMTAT限定かということです。ちなみにクラッチ操作が必要なバイクがMTで、クラッチ操作が不要なバイクがATです。

 

尚、ATのバイクは「スクーター」と呼ばれるのが一般的ですね。

 

バイクの免許においてトランスミッションの違いは2つ。AT限定か否かです。

 

ここでは以上を踏まえて7種類あるバイクの免許についてカンタンに紹介しておきましょう。

 

①原動機付自転車免許

原動機付自転車免許は排気量50ccまでのバイクに乗るための免許です。一般に「原付免許」と呼ばれている免許ですね。

 

原付免許は16歳から取得することができます。

 

この免許で運転することができるバイクはATのものが多いです。いわゆる「原付スクーター」というやつですね。街中でもスクータータイプの原付がたくさん走っています。

 

数は多くないですが、MTの原付バイクも存在しています。トランスミッションがMTなので、運転するためにはクラッチの操作が必要です。

 

ですが、原付免許はトランスミッションの違いによる区分がありません。原付免許を取得すれば、50ccまでのバイクすべてに乗ることができるのです。

 

また、原付バイクは普通自動車免許を持っている方でも運転することができます。要するに、原付バイクは車の免許を持っていれば乗れるバイクなのです車の免許さえあれば運転できるので、もっとも運転できる人が多いバイクは原付バイクかもしれません。

 

今すぐにでも運転できるかもしれない原付バイクですが、このバイクにはいくつもの制限があります。

 

その制限とは…

 

30km/hの速度制限

2段階右折

タンデム(2人乗り)の禁止

高速道路の走行禁止

 

原付バイクは手軽に乗れる代わりにこうした制限がつきまとってくるのです。

 

原付免許で乗れるバイク
ホンダ ジョルノ、ホンダ スーパーカブ50、ホンダ モンキー、
ヤマハ ビーノ、スズキ アドレスV50

ホンダ スーパーカブ50

ヤマハ ビーノ

 

②小型自動二輪車免許/AT限定小型自動二輪車免許

小型自動二輪車免許、およびAT限定小型自動二輪車免許は排気量125ccまでのバイクに乗るための免許です。道路交通法上の区分では「原付二種」と呼ばれています。

 

小型二輪の免許は原付免許同様に16歳から取得することができます。

 

このクラスのバイクはスクーターの種類が非常に豊富です。通勤・通学など、日常の足として125ccスクーターを利用する人がたくさんいます。道路上を黄色やピンク色のナンバープレートをつけたスクーターがスイスイ走っていく光景を見たことがある人も多いでしょう。

 

街中でよく見かける125ccスクーター。このバイクはものすごく便利で経済的な乗り物です。

 

小回りが利いて機動力は申し分ないですし、燃費もいいですよ。特に燃費の良さには感服します。バイクごとに少しずつ差はありますが、125ccスクーターはリッターあたり40~50km走りますからね。

 

もちろん、小型二輪にもMTバイクは存在しています。125ccクラスのMTバイクを運転したことがないので想像になりますが、このクラスのMTバイクは見た目に小さいバイクですね。車体が小さいので足つきは良好だと思われます。

 

上記の通り、小型二輪は非常に魅力的な乗り物です。

 

ですが、小型二輪の魅力はこれだけではありません。

 

小型二輪には原付につきまとう煩わしい制限がないのです!

 

30km/hの速度制限や2段階右折の必要はありません。道路の制限速度を下回る速度制限がないため交通の流れに乗ることができますし、交差点ではスムーズに右折ができます。

 

さらに、免許取得から1年経てばタンデム走行もできるようになります。125ccのバイクなら自分の後ろに友人や恋人を乗せて走ることも夢ではありません。

 

ただ、原付と同様に高速道路を走行することはできません。

 

高速道路を走れないとはいえ、小型二輪はとてつもなく魅力的なクラスのバイクです。筆者自身も125ccスクーターに乗っていますが、このクラスのバイクは本当に便利ですよ。

 

小型自動二輪免許/AT限定小型自動二輪免許で乗れるバイク
ホンダ PCX、ホンダ リード125、ホンダ グロム、ヤマハ シグナスX、
ヤマハ トリシティ125、スズキ スウィッシュ、スズキ アドレス110、スズキ GSX-R125

ホンダ PCX

スズキ アドレス110

ヤマハ トリシティ125

 

③普通自動二輪車免許/AT限定普通自動二輪車免許

普通自動二輪車免許、およびAT限定普通自動二輪車免許は排気量400ccまでのバイクに乗るための免許です。このクラスのバイクは「普通二輪」と呼ばれています。

 

ほかには「自動二輪車免許中型限定」という昔の免許名称に由来する「中型バイク」という通称もありますね。

 

普通二輪の免許は16歳から取得することができます。原付免許や小型二輪の免許と取得できる年齢は変わらないんですよ。

 

このクラスのバイク、特にMTバイクはとにかく種類が多いですね。排気量の大きさは150cc、250cc、320cc、400ccなどさまざまです。同じ見た目で同じ装備なのに、排気量だけが異なるバイクもありますからね。

 

バイクのスタイルもいろいろあります。外からエンジンが見えているタイプのバイクやサーキットを走っていそうなバイクなど、バイクの見た目は多種多様です。このクラスのバイクはそれが特に顕著なんですよ。

 

種類が豊富なことだけが普通二輪の特徴ではありません。原付や小型二輪では制限されていた高速道路の走行ですが、普通二輪は高速道路を走ることができるのです

 

高速道路の走行が可能な普通二輪なら目的地までの所要時間を短縮したり、遠距離のツーリングをしたりすることも容易ですよ。

 

この免許を持っていればそこそこ多くのバイクに乗ることができるようになるので、「とりあえずバイクの免許欲しいなぁ」と考えている方は普通自動二輪車免許を取得されることをオススメします。

 

普通自動二輪免許/AT限定普通自動二輪免許で乗れるバイク
ホンダ CBR250RR、ホンダ REBEL250、ホンダ FORZA、ホンダ CB400 SUPER FOUR、
ホンダ 400X、ヤマハ YZF-R25、ヤマハ MT-03、ヤマハ XMAX250、ヤマハ SEROW250、ヤマハ SR400、スズキ GSX250R、スズキ V-Strom250、スズキ BURGMAN400、
カワサキ Ninja250、カワサキ Z400

ホンダ CB400 SUPER FOUR

ヤマハ MT-03

カワサキ Ninja250

 

④大型自動二輪車免許/AT限定大型自動二輪車免許

大型自動二輪車免許、およびAT限定大型自動二輪車免許400ccオーバーのバイクに乗るための免許です。このクラスのバイクは「大型二輪」「大型バイク」と呼ばれることが多いですね。

 

大型二輪の免許は18歳から取得できます。ほかのバイク免許の取得可能年齢は16歳ですが、大型二輪の免許に限ってはそうではないのです。

 

このクラスのバイクはすべてにおいて高性能です。その上、ハイパワーでスロットルを回すととてつもないスピードが出ます。もちろん、搭載されている機能は高機能です。

 

さまざまなタイプのバイクがあるのは普通二輪と同様ですが、性能・機能などの充実ぶりは断然大型二輪に軍配が上がります。

 

排気量の大きさは実にさまざまですね。400ccを超えるバイクはすべて大型二輪なので、750ccも1250ccも免許区分上は同じ大型二輪になるんです。大型二輪の免許には排気量の制限がないですからね。

 

でも、AT限定大型二輪の免許には650cc以上のバイクは扱えないという制限があるんですよ。なぜAT限定大型二輪免許にのみ排気量の制限があるかは定かではありませんが、大型二輪の免許といえどもAT限定にはこうした制限があるのです。

 

大型自動二輪免許/AT限定大型自動二輪免許で乗れるバイク
ホンダ NC750X、ホンダ X-ADV、ホンダ CBR1000RR、ヤマハ MT-07、
ヤマハ TRACER900、ヤマハ YZF-R1、ヤマハ TMAX530 SX、スズキ GSX-S1000F ABS、
スズキ KATANA、スズキ V-Strom650XT ABS、カワサキ Z900、
カワサキ VERSYS1000 SE、カワサキ Ninja H2 SX

ホンダ CBR1000RR

ヤマハ TRACER900

カワサキ VERSYS1000 SE

 

 

ここまでで7種類あるバイク免許について紹介してきましたが、だいたいわかりましたか?

 

「ちょっとわかりにくかった」「どうだったっけ?」という方もいるかと思いますので、7種類あるバイクの免許について簡単にまとめた図を作りました。

 

 

かなりざっくりした図ですが、大まかなところはこれで理解できるのではないでしょうか。

 

免許を取得する方法

7種類あるバイクの免許については先に紹介した通りです。

 

ここからはバイクの免許を取得する方法について書いていきましょう。

 

まず、バイクの免許を取得する方法は主に2つあります。

 

それぞれの取得方法は一長一短です。以下では2つの方法のメリット・デメリットも含めてバイク免許の取得方法を簡単に紹介します。

 

(1)教習所を利用:時間とコストがかかるけど着実に学べる

1つ目の免許取得方法は各都道府県の公安委員会が指定した自動車教習所に通うという方法です。これからバイクの免許を取ろうと考えているバイク初心者の多くはこの方法で免許取得を目指すことでしょう。

 

教習所に通って免許取得を目指すメリットは、バイクに関するあれやこれやを基本から学べることですね。これまでバイクに触れたことがない方でも大丈夫。教官の指示のもとで実技教習に励めばバイクの運転ができるようになります。

 

また、運転者として道路交通に向き合う方は学科教習を通じて交通ルールを学ぶことができます。安全な運転を実践するためにも道路交通のルールを知ることは大事です。

 

教習所に通えば、実技・学科ともにしっかりと学ぶことができますよ!

 

ただ、教習所で免許取得を目指す場合に避けて通れないものがあります。

 

それは、お金の問題です。

 

教習所の料金って結構かかるんですよ。

 

入所申込金や教習料金が必要なのはもちろん、教習の節目には修了検定や卒業検定の料金もかかります。

 

さらに、教習や卒検でつまずいてしまった場合は、追加で技能補習料や再検定料が必要になります。

 

これらの費用が積み重なった結果、思いのほか懐がさみしくなっていたということもしばしば…

 

しっかりと学ぶことができるけど、それなりにコストがかかる

 

これが教習所を利用する場合のメリット・デメリットですね。

 

(2)一発試験:難しいけど時間とコストを抑えられる

もう1つの免許取得方法は居住している都道府県に設置されている運転免許試験場で直接試験を受ける「一発試験」という方法です。自身の運転技術に自信がある人や免許取得に向けて個人で練習を重ねてきた人のなかにはこの方法で免許取得を目指す人もいるでしょう。

 

一発試験で免許の取得を目指すメリットは、免許取得にかかるコストをグッと抑えられることです。

 

一発試験にかかる手数料は受験料と試験車使用料、免許証交付料の3つ。受験料は2,950円、試験車使用料は1,550円、免許証交付手数料は6,550円。合計6,550円がかかります。料金は全国一律です。

 

また、一発試験に合格した際には取得時講習を受けなければなりません。取得時講習の受講料16,200円は一発試験の受験料とは別に払う必要があります。

 

とはいえ、一発試験で免許取得を目指す場合にかかるコストはかなり安いですね。ざっくり25,000円といったところでしょうか?

 

この安さはかなり魅力的ですよね。

 

「よっしゃ、一発試験で免許取るぞ!」と思ったそこのあなた。

 

ちょっと待ってください。

 

1つ重要なことを忘れていませんか?

 

そもそも、一発試験で合格できるほどバイクの運転ができますか?

 

過去にバイクの運転をしたことがあるなら別ですが、バイク初心者が何の練習もなしに一発試験に臨むのはあまりにもリスキーです。

 

一発試験ってめちゃくちゃ難しいんですよ。

 

それこそ、一発試験という名前に反して何度も試験を受ける方もいますからね。1度の試験で合格して免許を取得する方はどのくらいいるんでしょう?

 

コストを抑えられるけど、難易度は高い

 

これが一発試験のメリット・デメリットです。

 

結局、どっちがイイの?

教習所一発試験

 

結局のところ、どちらの方法で免許取得を目指すのがイイんでしょう?

 

人それぞれにさまざまな意見があると思いますが、筆者個人としては教習所に通って免許取得を目指すことを強くオススメします

 

筆者も普通自動二輪車免許を取ったときは教習所に通っていました。以前から車の免許は持っていましたが、教習所に通いはじめた時点の筆者はバイク初心者。交通ルールを知っているとはいえ、バイクに関してはド素人でした。

 

教習中は半クラッチに苦戦したり、幾度となく立ちゴケを繰り返したりと散々でした。

 

そんな筆者でも普通自動二輪車免許を取得することができました。

 

バイクの乗り方についてまったく知らなかった人間でも、教習を通じてバイクを学べば免許を取得できるんです。失敗することもあるとは思いますが、それが許されるのが教習所です。

 

バイクの運転ができるか自信がない方はもちろん、安全にバイクを運転したいと考えている方は是非とも教習所に通って免許の取得を目指してほしいです。

 

お金はかかりますが、それは必要経費と割り切りましょう!

 

教習料金はとりあえず15万円くらい必要

先述の通り、教習所の料金は安くありません。

 

では、実際のところどのくらいのお金が必要なのでしょうか?

 

取得を目指す免許によって教習料金が変わるので、ここでは普通自動二輪車免許の教習料金について見ていくことにしましょう。

 

結論から言いましょう。

 

教習所に通って普通自動二輪車免許の取得を目指すのであれば、とりあえず15万円くらい用意しましょう。

 

地域や教習所によって教習料金が変わるため「15万円あれば絶対大丈夫!」とは断言できません。

 

実際、地域ごとの教習料金には大きな差があります。

 

筆者が通っていた地元の教習所では10万円ちょっとあれば普通自動二輪車免許の教習料金を支払うことができました。

 

ですが、都心にある教習所の教習料金は非常に高いです。15万円では足りないどころか、普通自動二輪車免許の教習料金が20万円を超えている教習所もあるんですよ。

 

この差は一体何なんだ…」と思われるでしょう。筆者も思います。

 

また、車の免許を持っている人なら普通自動二輪車免許の教習料金を安く抑えることができます。

 

どうして教習料金が安くなるのでしょうか?

 

その理由は単純です。

 

車の免許を持っていれば学科教習のほとんどが免除されるからです!

 

車もバイクも学科の内容はほとんど変わりません。車の免許を持っている方は免許取得時に学科試験に合格しているはずですから、バイクの免許を取るときにわざわざもう1度学科をやる必要がないのです。

 

教習料金が安くなるというのはすなわち、学科教習分の教習料金が差し引かれるということです。

 

どのくらい安くなるのかはこれまた地域・教習所によって異なりますが、だいたい3~7万円ほど安くなりますよ。

 

実際に筆者は車の免許を持っている状態で普通自動二輪車免許の教習に臨みましたが、教習料金は卒検の料金などを含めて6万円ちょっとで済みました。

 

居住地域や最寄りの教習所、所持免許など、読者の皆さまの状況はさまざまだと思います。そして先に述べた通り、その人の状況によって教習料金は異なります。

 

それなので、これからバイクの免許を取ろうと考えている方は目安として15万円用意しましょう。

 

15万円あれば足りるという保証はまったくありません。

 

あくまでも目安でしかありませんが、どのくらい教習料金がかかるのか心配な方は15万円貯めましょう。

 

あ、もちろんお金が貯まる前に教習所に通ってもイイんですよ!

 

普通自動二輪車免許は1ヶ月あれば取れる

教習所に通ってバイクの免許を取る場合、だいたいどのくらいの時間がかかるのかを知りたいという人は多いと思います。

 

そんな方に向けてまず言っておきたいことがあります。

 

免許取得までの最短日数について知りたい方はほかのサイトを見ましょう!

 

最短〇日あればイケる!」みたいな情報はほかのサイトの方が詳しいんですよね。

 

ホント、そっちを見た方がわかりやすいんで。マジで

 

でも、筆者思うんですよ。

 

その最短日数で教習を終えて免許を取れる方がどれだけいるのかと。

 

基本、免許取得までの最短日数で免許は取れないんですよ。

 

教習がスムーズに進むかどうかはもちろん、仕事や学校が忙しくて時間の確保が難しい人も多いでしょう。そうなると、毎日コンスタントに教習所に通える人なんてどのくらいいるのかという話になるんです。

 

まあ無理ですよね。

 

要するに、「免許取得可能な最短日数で免許を取るなんて絵空事」なんです。

 

合宿免許ならいざ知らず。教習所に通所して免許取得を目指す方が最短日数で免許を取得するのは現実的ではありません。

 

じゃあ、結局のところどのくらいの期間があればバイクの免許が取れるの?

 

その疑問に答えましょう!

 

バイクの免許もいろいろですが、今回は普通自動二輪車免許についてお答えしましょう。

 

結論ですが、普通自動二輪車免許は1ヶ月あれば取れます

 

この1ヶ月という期間は筆者自身の経験によるものです。実際に筆者は1ヶ月で普通自動二輪車の免許を取得できました。筆者だけではなく、筆者の友人も1ヶ月くらいで免許を取っていましたね。

 

ただ、この1ヶ月という期間で免許を取得するためにはいろいろな条件を達成する必要があります。

 

まず、車の免許を所持している必要があります

 

先述したように、バイクの免許取得に挑戦するときに車の免許があれば学科教習が免除されます。学科教習が免除されると教習料金が安くなるのはもちろん、学科教習にかかるはずの時間が不要になるのです。

 

筆者も友人も普通自動二輪車免許を取る前から車の免許を持っていたので、学科に割いた時間はほとんどありません。

 

学科教習が免除されるだけではなく、運転免許試験場での学科試験も免除されます。それなので、試験に合格するための勉強もしなくていいんです。学科免除による時間短縮はすさまじいですよ。

 

その上、筆者も友人も大学生でした。

 

しかも、大学に行くのは週に1~2回で十分な大学生でした。

 

ハッキリ言ってしまえば、筆者も友人も免許取得に使える時間が潤沢にあったんですよ。

 

とはいえ、教習所に通っていた1ヶ月のすべてを教習に費やしていたわけではありませんよ。

 

大学にも行っていましたし、それ以外にもいろいろと用事はありました。

 

教習の予約を上手く取れなかったこともしばしばありましたね。

 

さて、これらの条件を踏まえた上でもう1度言おう。

 

普通自動二輪車免許は1ヶ月あれば取れる!!!

 

だって、実際できたから!

 

…とまあ、冗談はこのくらいにしておきましょう。

 

実際のところ、1ヶ月で普通自動二輪車の免許を取得するのはちょっと難しいと思います。

 

時間を確保できるかというのもありますが、何よりも学科を免除されているか否かで免許取得までの時間が大きく変わりますからね。車の免許を所持していない人が1ヶ月で普通自動二輪車の免許を取得に漕ぎつけるのはなかなか厳しいと思います。

 

それでも、2ヶ月くらいあれば免許の取得は可能でしょう。まあこれも「2ヶ月集中して教習所に通うことができれば」という条件つきですが…

 

なら、仕事や学校で忙しい人は免許を取れるのか?

 

取ることはできます。もちろん、それなりに時間をかける必要はあるとは思いますが。

 

具体的にどのくらいの時間が必要なのかは各人の状況によって異なりますが、ざっくり半年くらいあればなんとかなるのではないでしょうか?

 

いかに効率よく教習を進めるかを考えながら教習所に通えば、免許取得までに半年もかからないかもしれません。

 

教習所に通うための時間をいかにして捻出するのか。これをしっかりと考えて、効率よく教習をクリアしていくことが免許取得の近道です。

 

急ぐ必要はまったくありません。

 

ゆっくりでも自分のペースで教習に臨むのです。

 

重要なのは短い期間で免許を取得することではなく、時間がかかってもバイクの乗り方をしっかりと身につけることですからね。

 

通勤・通学に使うなら125ccスクーターがGood!

バイクの免許がほしいと考えている人のなかには通勤・通学といった日常の移動にバイクを使いたいと思っている人も少なくないでしょう。

 

ところで、通勤・通学などにマッチしているバイクってどんなバイクでしょう?

 

日常の足として使うバイクですから、使用頻度の高いバイクになります。毎日のように乗るバイクとなると、いろいろとラクで便利なバイクがイイですよね。

 

以下のような条件をクリアしているバイクなら最高ですよ。

 

乗り出し価格が安い

燃費性能がいい

取り回しが簡単

荷物がそこそこ積める

維持費が安い

 

こんなバイクがあったら、日常の足に最適だと思いませんか?

 

…実はあるんですよ!

 

乗り出し価格も維持費も安い。

 

燃費の良さは他の追随を許さない。

 

取り回しはラクラクで、荷物もたくさん積める。

 

これらすべてを叶えるバイク。

 

それが、125ccスクーターです!!!

 

通勤・通学といった日常の移動に使うバイクなら、125ccスクーターの右に出るものはいない。筆者はそう思います。

 

第一、筆者自身がバイクの免許を取った理由も「通勤に125ccスクーターを使いたい!」と思ったからですしね。

 

まあ結局はバイクの楽しみを知って、バイクにドハマりしちゃったんですけどね。

 

…とまあ、筆者の話は置いておきましょう。

 

この125ccスクーターですが、とにかく便利でちょうどいいのです

 

スロットルをひねれば十分にパワーが出るので、余裕を持って交通の流れに乗ることができます。それこそ、近所をぷらっとするくらいのミニツーリングくらいなら難なくこなせるパワーがあります。

 

車両価格もそこまで高くありません。車種によりますが、新車の乗り出し価格がだいたい20~30万円くらいです。ちょっと値が張る車両でも40万円あれば十分です。

 

維持費に関しても「コスパがイイ」の一言に尽きますね。

 

まず、燃費がすこぶる良いです。現在筆者はスズキのスウィッシュという125ccスクーターに乗っているのですが、このバイクでだいたい40km/Lくらいは走ります。ガソリンの料金が高くなっている昨今、リッターあたりの走行距離が長いのは魅力的ですよね。

 

さらに、125ccのスクーターには車検がありません。任意保険も自身や家族が車の保険に入っていれば「ファミリーバイク特約」という格安の保険を利用することができます。

 

その上、原付に課せられている制限(30km/h制限・2段階右折・タンデム走行の禁止)がありません。これらの面倒な制限がないので、ストレスなくスムーズに走行することができるんです。

 

どうです?

 

125ccスクーター、素晴らしいバイクだと思いませんか?

 

125ccスクーター目当てでも普通自動二輪車免許がオススメ!

超絶便利で魅力的な125ccスクーター。

 

乗りたいッ!」「使いたい!」と思った方も多いでしょう。

 

実際に乗っていて思いますが、日常のシーンで利用するのにこれほど都合のいい乗り物もないですよ。

 

さて、この125ccスクーターを運転するのに最低限必要な免許は普通自動二輪車免許ではありません。

 

先述した免許の種類についてしっかりと読んでくれた人はすでに理解していると思いますが、125ccスクーターの運転に必要な免許は小型自動二輪車免許です。

 

それに125ccスクーターはATのバイクなので、AT限定の小型自動二輪車免許でOKです。

 

このAT限定小型自動二輪車免許、普通自動車免許を持っている方であれば最短2日の教習で取得することができるんですよ教習終了後に卒業検定や運転免許試験場での手続きが控えているので、実際に免許を取得するまでにはもう少し時間が必要です。

 

それでも、1週間あればAT限定小型自動二輪車免許の取得は可能だと思います。

 

1週間という短期間で取得可能なAT限定小型自動二輪車免許。この免許を取ってしまえば125ccスクーターに乗ることができます。短期間で免許が取れるので、忙しい人でもチャレンジしやすいでしょう。

 

でも、筆者は125ccスクーターに乗るための免許取得であっても普通自動二輪車免許に挑戦することをオススメしますそれもAT限定ではなく、MT車を運転することができる普通自動二輪車免許です。

 

特に免許の取得にある程度の時間をかけることができる方であれば、125ccスクーター目当てでも普通自動二輪車免許にチャレンジしてほしいですね。

 

筆者が普通自動二輪車免許の取得をオススメする理由は2つ

 

1つは安全にバイクを運転するためです。

 

バイクの教習は車の教習とは異なり、実車に乗って公道を走りません。バイクの教習はすべて教習所の敷地内で実施されます。

 

すなわち、バイクの教習では実際の道路交通状況や公道での運転をまったく体験しないのです。シミュレーターで公道を疑似体験しますが、シミュレーターの内容がそのまま公道走行に役立つとは言い難いです。

 

このようなバイク教習において、AT限定小型自動二輪車免許の実技教習時間は最短でたった2日。

 

たった2日の教習で何がわかるのでしょう?

 

バイクという乗り物の乗り方や特性はもちろん、どういった運転が安全な運転なのかを知るのに2日という日数はあまりにも短すぎます。

 

筆者自身、普通自動二輪車免許を取得するために教習所に通っていました。教習所に通って学んだからこそ、優しい操作や危険予測によってそれなりに安全な運転ができているのだと思います。

 

少なくとも、筆者は安全に運転することを心がけています。

 

2つは運転できるバイクの幅を広く持つためです。

 

バイクの免許を取ろうと考えているあなたは今、400ccクラスのバイクやMT車に乗ろうとは思っていないでしょう。筆者も普通自動二輪車免許を取るために教習所に通いはじめた頃は125ccスクーター以外のバイクに乗ろうとは1ミリも思っていませんでした。

 

しかし、一度バイクに乗ったが最後。ハマってしまうのです

 

教習中に乗ったCB400 SUPER FOUR、免許取得後に購入したスウィッシュ。400ccクラスのMT車と125ccスクーター。まったく異なるバイクですが、筆者はこれらのバイクに乗ったことで「バイクという乗り物の面白さ」に気づいてしまいました。

 

景色を直に感じながら、風を切って走るあの感覚。

 

バイク独特の気持ちよさの虜になってしまったのです。

 

バイクにハマったとき、自分の持っている免許がAT限定小型自動二輪車免許だったらどうなると思いますか?

 

運転できるバイクがかなり限定されてしまうので、選択肢がグッと狭くなるんです。

 

このときにきっとあなたはこう思います。

 

「最初から普通自動二輪車免許を取っておけばよかった…」と。

 

AT限定小型自動二輪車免許と普通自動二輪車免許の教習料金は大差ありません。

 

折角バイクの免許に挑戦するのであれば、普通自動二輪車免許を取っちゃいましょうよ!

 

ちなみに筆者はバイクにハマった挙句、125ccスクーター購入から約7か月後に250ccのMTバイクを納車しました☆

 

免許取得1年未満で2台持ちというどうしようもない状態になっちゃいました(笑)

 

「125ccスクーターしか乗らんやろ!」と言ってAT限定小型自動二輪車免許を取った友人も、なんだかんだでバイクにハマり、あとから普通自動二輪車免許を取りましたからね。結局ハマっちゃうんですよ、やっぱり。

 

普通自動二輪車免許を取ってLet’sバイク!

いかがでしたか?

 

今回の記事で書いてきた内容をざっくりまとめると以下の通りです。

 

バイクの免許は7種類

バイクの免許には16歳から取得できるものがある

教習所に通って免許取得を目指すのがオススメ

教習料金は15万円前後を用意

免許取得までの目安期間は1~2ヶ月

125ccスクーター目的でも普通自動二輪車免許にチャレンジするのが吉

 

まあこんな感じですかね。

 

ここまでいろいろと書いてきましたが。この記事で書いたことがすべてではありません。

 

もちろん、本記事の内容を参考にしていただければ嬉しい限りではあります。でも、この記事のみを読むのではなく、ほかのサイトや教習所の案内などにも目を通すことをオススメします。

 

バイクの免許を取得するにしても、じっくりと吟味をしてから行動に移してほしいと筆者は思います。

 

筆者から断言できることはただ一つ。

 

バイクは便利で楽しいぞ!!!

 

読んでくださったみなさまのバイクライフがより良いものになることを願って、筆を置かせていただくこととします。

 



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