アルバム『Le☆S☆Ca』は一つの集大成でありながら次の一歩、その先の物語を感じさせてくれる【ディスクレビュー】

ディスクレビュー

みなさん、こんにちは!

タングステンです。

 

今回のディスクレビューでは、スマホ向けリズムゲーム「Tokyo 7th シスターズ」に登場するユニット「Le☆S☆Ca」が満を持してリリースした1stミニアルバム『Le☆S☆Ca』を取り上げます。

 

早速ではありますが、『Le☆S☆Ca』を聴き込みましょうか!

 

アルバム『Le☆S☆Ca』について

スマホ向けリズムゲーム「Tokyo 7th シスターズ」、通称ナナシス。そのなかに登場する爽やか微炭酸系の3人組ユニット「Le☆S☆Ca」がリリースしたミニアルバム。

 

それが『Le☆S☆Ca』です!

 

2020年3月18日にリリースされたアルバムには、2015年のデビュー以降に発表された「YELLOW」や「トワイライト」などの既存曲7曲に新曲「SUN SUN SUN」を加えた8曲が収録されています。

 

新曲「SUN SUN SUN」はアルバム発売前にトレーラー映像が公開されていましたね。

 

収録された8曲はすべて現キャストのバージョンとなっています。

 

Le☆S☆Caは2019年4月にキャストの交代がありました。

上杉・ウエバス・キョーコ役
吉井彩実さん → 井上ほの花さん

荒木レナ役
藤田咲さん → 飯塚麻結さん

 

フレッシュなレモンの写真が特徴的なアルバムジャケットは、Le☆S☆Caのユニットテーマ「十代の甘酸っぱい青春の日々」にピッタリです。個人的にはキャラクターのイラストを大々的に使っていないところもポイント高いですね。

 

アルバムの仕様は初回限定盤通常盤の2種類。初回限定盤にはオリジナル缶バッジが封入されています。

 

各仕様の販売価格は初回限定盤が3,200円、通常盤が2,600円となっているようです(定価、税込)。

 

アルバムの特設サイトも公開されているので、アルバム情報をさらに詳しく知りたい方は要チェックです!

Le☆S☆Ca 1st MINI ALBUM『Le☆S☆Ca』特設サイト
Le☆S☆Ca1stMINIALBUM『Le☆S☆Ca』2020.3.18Release

 

さて、ここからはアルバム『Le☆S☆Ca』のレビューに移っていきたいと思います!

 


Le☆S☆Caのこれまでとこれからを感じる甘酸っぱい1枚

突然ですが、筆者はナナシスの楽曲が好きです

 

ナナシスの楽曲を聴くようになってからそれなりに年月が過ぎましたが、聴けば聴くほどに良曲ぞろいだなぁと思います。

 

今回のアルバムがリリースされるより前、それこそ1stシングル『YELLOW』の頃からLe☆S☆Caの楽曲をずっと聴いています。

 

当然、前キャストのことも知っています。

 

前キャストが歌っているバージョンの既存曲は何度も聴きました。

 

その上で言わせてもらいます。

 

このアルバム、めっっっっっちゃ良かったね!

 

いやもうホントLe☆S☆Ca最高か?」って思いましたよね。

 

もちろん、いろいろな意見があることは知っています。キャスト交代という大きなターニングポイントを経た上でリリースされたアルバム。「やっぱり前のキャストの方が良い」「現キャストが前キャストのときの曲を歌うのは違うのでは」といった声がどうしても出てきてしまいます。

 

キャスト交代も突然のものでしたから、割り切ることが難しいというファンの気持ちもわからなくはありません。筆者もキャスト交代のお知らせを見たときはビックリしました。

 

とはいえ、やっぱりナナシスの、Le☆S☆Caの楽曲が好きなんですよ。

 

だから、アルバムがリリースされることが発表されたとき、「聴きたいな」って思ったんです。

 

で、聴いたらやっぱりイイ曲だらけなんですよ。

 

収録されている楽曲は「爽やか微炭酸系の3人組青春アイドルユニット」さながら、青春を感じるポップなものが多いですね。「YELLOW」「タンポポ」「ひまわりのストーリー」「ミツバチ」「SUN SUN SUN」はLe☆S☆Caらしさ満載のフレッシュでポップな楽曲だと思います。

 

特に、今回のアルバム唯一の新曲「SUN SUN SUN」は必聴ですよ。筆者的に注目してほしいのは歌詞ですね。

 

「このフレーズが特にイイ!」というよりは、歌詞全体からLe☆S☆Caのストーリーを感じるところが素晴らしいんですよ。筆者だけかもしれませんが、歌詞の至るところからLe☆S☆Caのこれまでが読み取れてしまうんです。

 

そして、様々な転換点を経たLe☆S☆Caのこれからがサビの歌詞に見えるんです。特に、「歩き出す勇気」「未来」というフレーズはLe☆S☆Caの今後を感じさせますよね。

 

何よりもこの新曲がアルバムのラストを締める楽曲なのがイイと思うんですよ。

 

新曲を1曲目に持ってくるのではなく、すべての既存曲を時系列順に聴いてからの「SUN SUN SUN」。Le☆S☆Caが歩んできたこれまでを振り返った上で、これからを感じさせる新曲を聴かせる。このアルバム構成がたまらないですよね。

 

Le☆S☆Caファンのスタンスはいろいろあると思いますが、前キャストの活動を大切に思いつつ現キャストのこれからに期待している筆者としてはエモを感じざるを得ない1枚ですね。

 

とりあえず「ひよこのうた」を聴いてくれ

今回紹介しているアルバム『Le☆S☆Ca』には、これまでに発表されたLe☆S☆Caの楽曲がすべて収録されています。

 

当然のことながら収録楽曲はどれも良曲です。「YELLOW」みたいなレトロポップでLe☆S☆Caらしい楽曲から、「トワイライト」のような大人っぽくてしっとりした楽曲まで、さまざまな楽曲が収録されています。

 

フレッシュでアイドルっぽいLe☆S☆Ca

大人な一面にドキッとさせてくれるLe☆S☆Ca

 

いろんなLe☆S☆Caが見えるアルバムなんですよね。

 

そんな収録楽曲のなかでも筆者が特に気に入っている曲があります。

 

それが「ひよこのうた」なんです!

 

この「ひよこのうた」はLe☆S☆Caの甘酸っぱさを感じる青春ソングとはちょっと違う雰囲気を醸している楽曲ですね。「タンポポ」や「ひまわりのストーリー」といったLe☆S☆Caの楽曲と比べると少し変化球さが伺える面白い楽曲だと思います。

 

この曲ね、ホント筆者の好みに刺さってるんですよ~!

 

まず楽曲の構成が変則的でイイですね。サビの有無が1番と2番で違っていたり、リズミカルで心地いいフロウが随所に挟み込まれていたりするところに変化球さを感じます。この変化球なところに惹かれちゃいますね。

 

歌詞にも注目してください。この曲、歌詞もほかのLe☆S☆Caの楽曲とはちょっと雰囲気が違っているんですよ。なんというか、歌詞に大人っぽさとリアリティがあるんですよね。歌詞のフレーズからは働きはじめて何年か経った社会人の像が浮かんできます。

 

「十代の甘酸っぱい青春の日々」というユニットテーマを掲げているLe☆S☆Caがリアリティを感じる大人の日常を歌っているんですよ。このギャップが「ひよこのうた」の面白いところですよね。

 

軽快さを感じるサウンドもものすごく筆者好みですね。キラキラした印象を感じさせつつ、その奥にどこか社会人の女性っぽさを秘めている。この一捻り加わっているメロディーが超好きです。

 

ホントにこの曲は聴いてほしいですね。

 

ナナシスを、Le☆S☆Caを知りたいあなたに聴いてほしいアルバム

さて、今回は「Tokyo 7th シスターズ」に登場するユニット・Le☆S☆Caの1stミニアルバム『Le☆S☆Ca』のディスクレビューをさせていただきました。

 

筆者同様にナナシスやLe☆S☆Caが好きで、これまでに発表された楽曲を聴いてきた方にとって今回のアルバムはLe☆S☆Caのこれまでとこれからを感じることができる非常に感慨深い1枚だったのではないかと思います。

 

そして、今はまだナナシスやLe☆S☆Caのことをそこまで知らないあなた。

 

そんなあなたには是非ともこのアルバムを聴いてほしいです。

 

Le☆S☆Caのこれまでとこれからを感じるアルバムだからこそ、この1枚はLe☆S☆Caの入門アルバムとなりえるんじゃないかなと思います。このアルバムをきっかけにLe☆S☆Caを知り、ひいてはほかのナナシスの楽曲も聴いてもらえれば筆者としては嬉しい限りです。

 

Le☆S☆Caやナナシスを知ってほしいというのを抜きにしても、単純に収録されている楽曲はどれもクオリティの高い素晴らしい楽曲です。

 

まあ、とりあえず1回聴いてみてもらえればその良さを感じられると思います。

 

さあ、今回はこのくらいにしておきましょうか。

 

これからも良い楽曲、良い1枚を探していきましょう。


 



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