みなさん、こんにちは!
タングステンです。
みなさんはデジタルオーディオプレーヤー(DAP)ってご存知ですか?
有名なものだと「ウォークマン」や「iPod」がありますね。
そのほかにも多くのオーディオメーカーが様々なDAPを発売しています。お値段も性能もいろいろとあります。
さて、この記事を開いてくれたみなさんはDAPに興味があったり、購入を検討していたりする方々ではないかと思います。
そんな方々に筆者が強くオススメしたいDAPがあるんです。
それがAstell&Kernの「AK70 MKⅡ」です!
この「AK70 MKⅡ」ですが、筆者自身も使っているんですよ。
今回はDAPが気になりだしているみなさん向けに「AK70 MKⅡ」を紹介します。良い点だけでなく、悪い点も取り上げているので、購入するか迷っている方の参考になるんじゃないかなと思います。
それでは早速書いていきましょう!
AK70 MKⅡってどんなDAP?
「AK70 MKⅡ」はAstell&Kernが2017年10月に発売したデジタルオーディオプレーヤー(DAP)です。2016年7月に登場した「AK70」の後継機種としていろいろとグレードアップして発売されたDAPでした。
MP3やAACといった一般的なファイル形式だけでなく、FLACやWAVといったサイズの大きいファイル形式にも対応しています。いわゆる「ハイレゾ音源」ですね。
イヤホン端子は3.5mmアンバランス出力ができるのはもちろん、2.5mm/4極バランス出力にも対応しています。さらに、USB microB端子から充電・データ転送・USB-DAC入力・USB AUDIO出力ができますし、Bluetoothに対応しています。
現時点で発売されてから2年半ほど経っている上、残念ながら既に生産終了していますが、今でも中古のものが多く売られていますね。黒、赤、青など、カラーバリエーションも豊富です。
新品のお値段はオープン価格ですが、直販サイトでの販売価格は79,800円でした。DAPとしてはミドルクラスのお値段だと思います。状態にもよりますが、中古であれば50,000円以下で売られているものが多いですね(2020年5月現在)。
どうしてAK70 MKⅡを買ったの?
さて、この記事を読んでいる方は多かれ少なかれ「AK70 MKⅡ」というDAPに興味がある方でしょう。もしかしたら、購入を検討されている方かもしれませんね。
冒頭で述べていますが、AK70 MKⅡは実際に筆者が使っているDAPです。もうかれこれ3年以上このAK70 MKⅡというDAPを使い続けています。
となると、この記事を読んでいる方なら気になることがありますよね?
「どうしてAK70 MKⅡを買ったの?」
まあ、ここに尽きますよね。
数あるDAP、特にミドルクラスのDAPのなかで何故AK70 MKⅡを選んだのか。ここが気になりますよね。
どうしてAK70 MKⅡを選んだのか。筆者なりにいろいろと思い出してみました。
まず、筆者にとってAK70 MKⅡははじめて購入したDAPなんですよ。もしかすると、AK70 MKⅡを購入する前の筆者は今この記事を読んでいるあなたと似たような状況だったかもしれないですね。
はじめてのDAPとして購入したAK70 MKⅡですが、実は中古で買ったんです。そのときの購入価格は51,700円。現在の相場よりは高値でしたね。それでも、新品の値段に比べて25,000円ほど安かったんです。
ほかのDAPを知らなかった筆者がそこそこ値の張るDAPを購入するにあたって、価格面は無視できなかったんですよね。
もちろん性能面もいろいろと調べましたよ。AK70 MKⅡの購入を検討していたとき、筆者自身「ハイレゾ音源を楽しめるオーディオプレーヤーが欲しいなぁ」と思っていました。AK70 MKⅡはこうした筆者の想いにピッタリな上、Bluetoothイヤホンと接続できたり、2.5mm/4極バランス接続ができたりと筆者にさまざまな魅力を感じさせてくれたんですよね。
あとはAstell&Kernというメーカーへの憧れですね。これは筆者の個人的な話になりますが、筆者はAK70 MKⅡに出会う以前、同じAstell&Kernから発売された「AK10」というポータブルヘッドホンアンプに目をつけていた時期がありました。確か高校生の頃でしたね。
このAK10に「ラブライブ!」のコラボ商品「AK10ラブライブ!エディション」というものがありまして、これの絢瀬絵里エディションが無茶苦茶欲しかったんですよね。
悩んだ末に結局は買わなかったんですけど、それ以降Astell&Kernというメーカーのオーディオ製品に対して少なからぬ憧れを抱くようになったんですよ。この憧れがAstell&KernのDAP、AK70 MKⅡの購入を決めたもっとも大きな決め手だったと思います。
購入を決めるまでの経緯はこんな感じですね。
今だってそこまで詳しいわけではないですが、AK70 MKⅡを購入した当時の筆者はオーディオについて全然知らなかったですからね。ほとんどフィーリングや憧れで決めちゃってるんですよ。
結局、このAK70 MKⅡについてわかってくるのは実際に使いはじめてからなんですよね。
実際に使ってみて、どんな感じ?
「じゃあ、実際に使ってみてどうなのよ?」
実際に使ってみてですか?
すっごいイイですよ!
「AK70 MKⅡ」を買う前は「iPhone」で音楽を聴いていたんですよ。音声出力に特化したDAP、AK70 MKⅡのイヤホンから出力されてくる音のクオリティに驚愕しましたね。ホントに全然違うなって思いましたよ!
音が鮮明に、クリアに聴こえてくるって言うんですかね。明らかにiPhoneから流れてくる音とは違うんですよ。「あぁ、この曲ってこんな音もしてたんだ!」っていう気づきがいっぱいあるんです。
鳴らす音の特徴としては、中低音の響きがイイ感じに沁みてくるところですかね。過度に低音がズンズン響いているというわけではなく、ちょうど良い響きなんですよ。ジャジーな楽曲なんかを聴くとその良さがわかると思います。Jamiroquaiの「Virtual Insanity」やSuchmosの「STAY TUNE」あたりがオススメですね。
アニソン・ゲーソンなら、アニメ『アイカツ!』のEDテーマ「カレンダーガール」やゲーム『ペルソナ4』の主題歌「Pursuing My True Self」などがオススメです。
先述の通り、AK70 MKⅡには2.5mm/4極バランス接続の出力端子があります。ここに2.5mm/4極のイヤホンプラグを差し込んで楽曲を聴いてみてください。
ホント、世界が変わりますよ。
最初の一音を聴いただけで「あっ、これは違う…!」と思ったんですよ。
聴こえてくる音の解像度がより上がった感じがしましたね。今まで聴こえなかったいろいろな音があれよあれよと聴こえてきます。音の臨場感もグッと高まります。
一般的に使われているイヤホンは3.5mmアンバランス接続のものなので、2.5mm/4極バランス接続ができるイヤホンを別途購入する必要がありますが、AK70 MKⅡで音楽を聴くなら2.5mm/4極バランス接続ができるイヤホンは必須ですよ。
もちろん、楽曲によって3.5mmアンバランス接続のイヤホンの方が良いこともあるんですけどね。
自分の好きな曲はどちらの接続方法で聴いた方がイイ感じなのか。それは両方の接続方法を聴き比べて吟味すればわかります。
この「どっちの接続がいいのかな~?」と悩みながら聴き比べるのがめちゃくちゃ楽しいんですよ! この楽しみ方はイヤホンの接続方法が複数あるからこそできることですよね。
AK70 MKⅡの操作性ですが、程よく使いやすくてイイ感じですね。本体左側面にある曲送り/曲戻し、再生・停止ボタンの押しやすさは個人的にかなりポイント高いです。慣れれば目視確認せずに操作できちゃいますよ。
あとは、本体右側面にあるダイヤルボリュームもGoodですね。ダイヤルを回したときの「カリカリッ」という感触が気持ちいいです。
AK70 MKⅡはDAPとしての性能も操作性もなかなかイイ感じだと思いますよ。
長く使っているからわかる AK70 MKⅡの弱み
さて、ここまで「AK70 MKⅡ」のことをベタ褒めしてきました。ここまでの内容だけを読めば文句なし100点の素晴らしいDAPですね。
でも、そんなDAPあるわけないんですよ。
AK70 MKⅡ、確かにミドルクラスDAPとしては名機です。先述している通り、イイ音が鳴りますし、イヤホンの接続方法を変えて楽しむこともできます。操作性もGoodですよ。
それでもです。長く使っているからこそ見えてくる部分もあるんですよ。AK70 MKⅡにも欠点はあります。
まず、AK70 MKⅡというDAPを語る上で欠かすことのできない欠点として激しい発熱があります。これはAK70 MKⅡをレビューする人のほとんどが言う欠点ですね。
このDAPね、ホントに発熱激しいんですよ。長時間使っているとどんどん熱くなってくるんです。
ポケットに入れて使おうものなら…
「熱ッ!」
熱さに衝撃を受けます。
夏場に長時間使うと…
「えっ? これオーバーヒートしない? 大丈夫か?」
ぶっ壊れるのではないかと不安になります。
そして、この発熱からくる弊害がいくつかあるんですよ。
本体が熱を発するが故にバッテリーにダメージが入ったり、バッテリーそのものが寿命を迎えたりすることがあります。必ずしもバッテリーがダメになるわけではないですが、あの発熱具合を見ていると不安にはなりますね。
充電の減りが早いのも難点ですね。これも発熱によるバッテリーへのダメージが原因かと思われます。「駆動時間が短いのは嫌だなぁ」と思う方もいるのではないでしょうか?
AK70 MKⅡ本体の内部ストレージが64GBしかないのも欠点かもしれませんね。
FLACやWAVといったファイル形式の音声データ、いわゆる「ハイレゾ音源」と呼ばれる音声データはサイズが大きいんです。
大容量の音声データを保存するには保存するためのストレージが必要ですよね。
本体ストレージの64GBって思いのほか少ないんです。
あっという間に容量がいっぱいになっちゃうんですよ。
それなので、AK70 MKⅡを使うなら間違いなく別売のmicroSDが必要になりますね。使用可能なmicroSDの最大容量は400GBなので、内部ストレージとあわせて最大464GBのストレージに音声データを保存できます。
容量不足を避けようと思うのであれば、microSDは必須ですね。筆者も400GBのmicroSDを買いましたよ。
自分で書いておいて何ですが、思った以上にAK70 MKⅡの弱みって多いですね。
総括:発熱による影響が気になるが、DAP入門機としてはオススメできる
「AK70 MKⅡ」
良い点・悪い点の両方を紹介してきましたが、筆者的には悪い点を含めてもAK70 MKⅡは素晴らしいDAPだと思います。
確かに発熱の激しさや発熱による弊害は無視できません。
しかし、それ以上に鳴らす音の良さや2.5mm/4極バランス接続ができるところ、出力方法の多様さ、Bluetooth対応など、はじめて触れるDAPとしてはイチオシの一機だと筆者は思っています。
AK70 MKⅡは間違いなくオススメできるDAPです!
この記事がDAPの購入を検討しているみなさんの参考になったかはわかりませんが、今回はこのあたりで筆を置かせていただこうと思います。
みなさんが良いDAPに出会い、良質なオーディオライフを送られることを祈っています!
そして、いっしょにオーディオ沼を突き進もうぜぇ…
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